キャットフードを上手く選ぶには

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猫ちゃんのドライフード選びはどのようにされていますか。
獣医師からすすめられたフードでしょうか。
テレビのコマーシャルで見る有名なフードでしょうか。
猫のフードも年齢や健康状態にあったものを選択する必要があります。
そのためには、選択の基準となる栄養素とその数値も把握しておいた方がいいでしょう。

英国の獣医師デビット・テイラー氏の「家庭の猫の医学」によれば、一般的に必要な栄養素の割合は、タンパク質:25%、脂肪:25%、炭水化物:33%以下、ビタミンA:200IU、ビタミンB2:0.5㎎、ビタミンB:60.3mg、ビタミンD:150IU、ビタミンE:5㎎が必要とされます。
しかし、これは成猫の場合であって、年齢によって必要な栄養素の割合やカロリーは異なります。
幼少期・成長期は高たんぱく・高カロリー、高齢になれば高たんぱく・低カロリーの食事が必要です。
猫の1日当たりのエネルギー消費量は、体重1㎏に対して、授乳期240kカロリー、成長期(生後20週)160kカロリー、成猫70~90kカロリー、老猫(7歳以上)50~70kカロリーが目安と言われます。
ここで最も必応な栄養素はタンパク質です。
筋肉をはじめとする身体の組成に必要な栄養素です。
成分として重要なものですから、含有量は多いほうがいいようです。
脂肪は、エネルギー源ではありますが、カロリーが高く、肥満の原因ともなります。
また、炭水化物もエネルギー源ですが、肉食の猫にとっては、本来は不要なものです。
消化しやすい工夫がされ、ビタミンやミネラルなどの栄養素を補う働きをしてはいますが、余分なものは脂肪や糖に変わり体内に貯蔵されるため、肥満の原因にもなります。
脂肪と炭水化物の含有量は少ないほうがいいようです。

高タンパク、低脂肪、低炭水化物のドライフードを選ぶと、1歳未満の成長期は別として、摂取量の増減だけで全年齢に対応できます。
また、間違った与え方をしていなければ、猫自体も年齢に応じた食欲で 食べてくれますので、充分な栄養素を取り入れることができます。
ですから、あまり調整をする必要もありません。
また、こちらのキャットフードを変える基準についても参考に合わせてご覧ください。